今回のベストショット。熟成されすぎてタイトル不明のビデオのパッケージのおねえさん。

海に近いとある府道沿いのカーブを超えると目に飛び込んでくる、青い屋根が目印のおとなのゆうえんちです。若さと時間を持て余した少年少女が好みそうないわくありげな噂がたち、現地の若者の中では人気の肝試しスポットになっています。内部は一部放火もされた痕跡もあり、かなり荒らされていました。

色あせた看板は、潮風の影響もあってかサビが目立ちます。こういう系統の建物がやたら派手なのには理由があるのです。
ラブホテルやモーテルは、旅館業法上は旅館やホテルと同じです。2011年に偽装ホテルの乱立による風営法の改正で話題になりましたが、とにかく顧客に「そういうところ」であることをしっかりアピールして「そういう」目的の集客をしっかり取る必要があるので必然的に派手になっていったのだそうです。
この「ぺ」のデザインも、そんな涙ぐましい営業努力の結果なのです。

自然に壊れたのではなく、明らかに荒らされた痕跡がありました。
発酵しかけてるスニーカー。

今ではあまり見かけない、不規則な流れ柄の型ガラス。

ほんの少しの隙間さえあれば、彼らは侵入してきます。
友ヶ島帰りの体力では静止画を撮るので精一杯だったのが残念です。荒らされ燃やされ、あまり雰囲気のいい場所ではありませんでしたが、最後にレアなすりガラスといい感じの緑に出会えました。

発酵しかけてるスニーカー。

今ではあまり見かけない、不規則な流れ柄の型ガラス。

ほんの少しの隙間さえあれば、彼らは侵入してきます。

友ヶ島帰りの体力では静止画を撮るので精一杯だったのが残念です。荒らされ燃やされ、あまり雰囲気のいい場所ではありませんでしたが、最後にレアなすりガラスといい感じの緑に出会えました。
廃れた家屋に進入する木々も、荒らしまわる若者たちも、もとのかたちを失わせ、分解して土に還すという役割では同じなのかもしれません。